ソファの構造
骨組み
ソファの作りは、木製のフレームが骨組みになりソファの形を作ります。骨組みのにスポンジ素材などでカバーし、クッションとします。
バネとクッション
木製フレームに衝撃吸収のためにクッションを組み合わせることで、座った時の衝撃を柔らげ耐久性や安定性を付加します。衝撃を吸収するものとして、コイルスプリング、ウェービングテープ、S字バネ(波型スプリング)がよく使われます。普段目にしないものですが、大切な部分です。
(1)コイルスプリング
縦巻きのスプリングで、体重を支えるためにソファ内部で密に並んでいるものです。
均等に体重を受け止め得てくれるのが特徴で、1箇所が沈み込みにくい作りになっています。耐久性が高く、ベッドなど長時間体重が加わるものに使用されることが多く、ソファでも高級なものに使用されています。
(2)ウェービングテープ
繊維とゴムを混ぜた素材のテープで、ソファが受ける重みをコイルスプリングとともに支えるものです。ソファの座面下で縦横に張り巡らせてあります。 コイルスプリングほどの弾力性能や耐久性はありませんが、比較的安価なために数多くのソファに使用されています。コイルスプリングと比べて軽いため、最近では耐久性を高められたものも多く出てきています。
(3)S字バネ
Sの字の形のバネで、波型スプリングとも呼ばれている素材です。横に連結して使用するものです。耐久性の高さはコイルスプリングよりは劣りますが、しなやかさが高いため人気です。
座面
座面はバネとクッションなどの素材の上に設置されます。ウレタンフォーム素材が多く、密度と厚み、硬さによってもすわり心地が異なります。
背
ソファの背もたれはフレームにウェービングテープとウレタンフォームを組み合わせて弾力をつけます。座面と同じようにコイルスプリングを使うこともあります。また、座面と同じようにウレタンフォームの密度や厚みにより快適さが異なります。
肘掛け
飲みものを置いたり、読書の時間に使いやすい肘掛け。木製であったり、ウレンタフォームと張り地で覆われたものがあります。
脚
脚の素材は木製や金属製が多いです。高さや形状も多くあります。金属の脚はすっきりしてモダンな印象となります。小さい部品となりますが、高さが異なると印象や見た目が異なります。また、近頃のロボット掃除機が入りやすいように高い脚にしてあるものも多くあります。

◎ソファの使い方
1, のんびりしたい
肘掛けがないソファの場合、横になって足を延ばしやすくソファをデイベッドのようにしてくつろげます。
2, 応接間や事務所で使いたい
来客の多い家や事務所などにはシンプルなデザインが無難です。テーブルとともに使用することも多いので、長時間座って疲れにくい素材のものをおすすめします。
3, 床に座りたい
和室で横になるなど、家での使用を考えている方にはソファの中でローソファーなどがオススメです。

◎お部屋の確認ポイント
ソファは大きいものもあり、お部屋に置いてみると窮屈になったり、控えめに小さいものを選ぶと逆にソファが小さすぎるなど大変難しい選択になります。
そのためソファのサイズを選ぶ時には、ぜひ当店で沢山試して慎重にお選びください。
床の面積:実際に使える床の面積がどの程度あるかを確認してみてください。
壁の状況:カーテン、コンセント、コードなどの状況。
通路の状況:お部屋の中で通路となる部分の位置なども確認してみてください。

◎置き方
直列型 ソファ、テーブル、テレビなどメインとなるアイテムが全て水平に設置するコンパクトなレイアウトです。スペースをできる限り節約したい方にお勧めします。
対面型 応接間に設置する場合の典型として対面型があります。テーブルを間に挟むやり方が王道です。
L型 家庭でリビングに設置するタイプです。距離をとって座ることもできるので自由な使い方をしていただけます。